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マーブルとコンフェッティ__最後まで美しいデザイン石けん

  • 執筆者の写真: pastel_carré
    pastel_carré
  • 2019年2月28日
  • 読了時間: 2分

マーブルとコンフェッティ(紙吹雪)の石けんばかり作っている。 切り分けてみるまでどんな模様になるかわからない。 狙っても狙っても思い通りにはならない。 時には予想を裏切る美しさを見せてくれたりもする。 史上最高の模様を目指して、同じ色の組み合わせでも何度も作る。


なんでも、難しければ難しいほどムキになってはまる性格なんだろうけど、それだけでもない。 やっぱり、マーブルとコンフェッティこそ最も美しいと思っている。


複雑なスワール模様とか、縦型の型で作る市松石けん、何層も重ねた縞模様、それらはとてもキャッチーで派手に映る。色のコントラストが強いので写真映りも良い。 それでも、やっても2層の石けんまでにしてしまう。それさえ最近は作っていない。


良い石けんは、使ってこそ。 「使うのがもったいないくらいかわいい」と言ってもらえて嬉しくないわけはない。がんばっているんだもの、微妙な色の調整や地の白い色とのバランス、ちょっとした手加減で差がでてしまう緊張感の中で。


ツンと尖った角のある新品のハンドメイド石けん、どんなデザインでも、一色のシンプルなものであっても、清潔な気品がある。 新しい石けんを下ろす瞬間が一番わくわくする。


もう10年以上も数多くの石けんを作って使い続けてきた。 その中で、凝ったデザインの石けんほど最初のこの瞬間がピークで、その色柄には徐々に興味が薄れてしまう。小さくなってくるともう次はどの石けんを下ろそうかなーなんて、早く使い切ることを思っていたりする。


角が取れて四隅が丸くなっただけでちょっとマヌケになってしまうなんて、生まれ出た瞬間が一生のピークだなんて、そんなのはなんだか納得がいかない。


繊細なマーブル石けんはいつも最後まで美しく、単純なコンフェッティはいつも最後までかわいいままでいてくれる。 角が取れても、小さくなってもデザインそのものは最初のバランスのまま、時に意外な模様を現してくれることもある。 淡い色合いのマーブルは濡れると色がくっきりとして、乾いた状態よりもしっとりと美しい。


使うほどに良さが実感できる良質な石けんだからこそ、最後までそれを現しうる美しさであって欲しいと思っている 。


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